現実に叩きのめされた
遂に憧れのサラリーマンになりました。
その当時、飲み仲間となっていた肉体系サービス業の時に出会ったお客様の方々へ転職の挨拶を行い、「これから一生サラリーマンで食って行きます」と宣言し、不動産屋へ転職しました。
3日間の研修の後、配属され、机には電話機1台と名簿のみ。
ちなみに名簿は、学卒名簿や、飲み屋のお姉さんから優良企業の名刺をもらったりします。(それ以来、私は飲み屋で名刺は渡さない様にしてます)
ここからひたすら電話しまくります。
だいたい1日に400件〜500件の電話。
9割近くガチャンと切られます。
その中でも粘って粘って、ようやくカタログ送付の依頼を得る訳です。
それを1ヶ月続け、アポイントが1件取れるか取れないか。
電話の内容、話し方、トーン、色々工夫しますが、正解が見つかりません。
その会社の中途採用は、半年間契約が取れないとクビになります。
1ヶ月たち、2ヶ月たち、取れないアポイントに絶望すら感じ始めます。
上司から追い込まれ、休みもほぼ無く、非常に厳しい世界でした。
26歳にして年収1,500万円の強者もいましたが、年収1,000万円以上を稼ぐことのプレッシャーや自己投資をしている姿は想像を遥かに超えてました。
年収1,000万円を稼ぐことに対し、自分の考えがいかに甘かったか、現実に叩きのめされます。
ただ、夢を持って中途で入ってくる人も結構多く、仕事終わりに反省会を行い、明日への希望作戦を練っていたあの頃の仲間は今でも戦友です。
実はその後、更に1回転職をするのですが、私のサラリーマンの原点はこの不動産にあります。
私のプラス思考の悪いところでもあるのですが、楽天的過ぎるという欠点があります。
そういう意味では、最初に厳しいサラリーマンの現実を知ることができたのは、今でもすごくプラスになっています。
上司が竹刀を持って後ろを歩いている職場なんてそうそうないでしょう(笑)
そして最後の転職(予定)のきっかけとなる連絡が私の携帯に入りました。
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