安定を求めて年収を捨てる選択
私がいたこの業界への認識はこんな感じとなっています。
個人オーナーの会社=給料は良い、しかし将来は見えない。相続税などで突然会社が潰れる可能性が高い。
大手企業=給料はかなり安い、しかし将来は安定している。※今思えばそう見えただけかも知れません。。
悩んだ末に、当時の年収600万円を捨て、28歳の時に業界の中では中堅に位置する企業に転職します。
尊敬していた先輩が数ヶ月前にその会社に移籍し、声をかけてもらったというのも理由の1つでした。
しかし古い業界&体育会系な世界のため、いきなり社員という選択肢はありません。
数年働いて認められたら社員という業界です。
契約という名のアルバイトです。
その先輩も最初はアルバイトです。
(この立場もまた、後々間違えている事が判明します)
年齢も30に近づき、体力的にもキツくなる中、フリーターへの転職。
1年間全力でやって社員になれなかったら、もうこの業界から離れようというくらいの決心をして転職しました。
仕事量は激増、でも年収は激減。
半分近くになります。
年収300万円くらいだったと思います。
年間の休日は3日間でした。
その内の1日は江戸川の土手で1日中、雲を眺めてました(笑)
今考えると、そんな忙しくてお金を使っているヒマもなかったはずなのに、貯まってません。。
生活は苦しかったと思います。
今考えても不思議です。。
ただ、その時はまだ目先の1年、2年を考えるのが精いっぱいで、老後の「ろ」の字も頭には浮かびませんでした。
相変わらずの貯蓄0です。
国民年金も払っていませんでした。
そんな時にまたまた転機が訪れます。
働き始めて半年くらい経った頃でしょうか。
尊敬する先輩が全く異業種のサラリーマンに転職すると言い出したのです。
人を呼んどいてオイオイ。
その方は仕事上、皆に信頼されている存在だったので、当然会社も引き留めます。
「社員になれるように上に掛け合ってくるから待ってくれ」
とのことでした。
その結果、信じられない様な言葉が待っていました。
上司が相談に行った人事の責任者からの返答は、
「入って1年くらいの人間を社員にできる訳ないだろ」
でした。
衝撃です。
実力や人間性などまるで無視。
いかに長く忠誠を誓っているかのみです。
実際に尊敬している方への対応を目の当たりにした瞬間、会社への情が消え、さらにこの業界を離れる決心が決まりました。
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